生命保険会社は、保障内容の充実・保険料の低廉化だけではなく、様々なサービスの充実化を行っております。
そんな中で、メリットが大きいのにあまり注目をされていないサービスの内容に「付帯サービス」があります。
今回は、生命保険の「付帯サービス」についてご紹介いたします。
■付帯サービスとは?
付帯サービスとは、生命保険に加入することによって付随してついてくる無料・有料のサービスのことを言います。
ほとんどが無料で受けることができ、日常生活に根ざしたサービスが多いため大きなメリットを得ることができます。
もっと簡単に言うと契約者向けの「おまけのサービス」です。
この「おまけのサービス」が「おまけ」の域を超えて非常にメリットが大きい内容になっています。
■なぜ付帯サービスが充実しているのか?
今から約20年前から各保険会社が医療保険・がん保険の販売を開始し、その後介護保険や認知症保険などニーズにあった商品展開を行っています。
日本には約40社超の保険会社があり、視覚的には把握がしにくい(保険商品は目に見えないため)ですが、商品開発が進んでおり内容はどんどん良くなっています。
これは、各保険会社が凌ぎを削り、競争をしているためです。
付帯サービスの充実化も保険料の低廉化・保障内容の強化を経て、より自社の商品を選んでもらうための競争の結果なのです。
■どのような付帯サービスがあるのか?
付帯サービスと言っても知らない方も多いのではないでしょうか?
ここでは特徴的な付帯サービスをご紹介いたします。
1、医療関連サービス
割と認知度の高いサービスに医療関連のサービスがあります。24時間対応をしてくれる電話による健康相談や、自分がかかっている医師の意見ではなく他の医師の意見を聞きたいという方に最適なセカンドオピニオンサービスなどがあります。
中には有名な医師を紹介してくれるサービスや、最近ではアプリを提供してくれるサービスもあります。
2、福祉関連サービス
少子高齢化が進んでいる日本では、福祉関連のサービスは今後ますます注目をされてくるでしょう。
生命保険会社も、介護保険や認知症保険など商品を販売しており、その商品展開に伴って付帯サービスにも福祉関連のサービスが増えてきています。
離れて暮らす両親に電話をして安否を確認してくれるサービスや、警備会社のセキュリティーサービスなどを優待価格で受けることができます。
3、娯楽関連サービス
以前からも多くあったサービスで、レンタカーの割引や宿泊施設を優待価格で利用できるなど娯楽関係のサービスもあります。
■企業の福利厚生にオススメ!
この付帯サービスですが、個人でのメリットも大きですが、実は会社が福利厚生として利用するのにも大きなメリットがあります。
現在、日本は労働力人口が減少をしており、今後ますます働き手が少なくなってくると言われています。
労働生産性アップやロボットによる無人化などによる解決方法もありますが、それでも人が必要なくなる訳ではありません。
今後は、会社は労働者から働く場として選ばれないといけなくなります。
先を見越している経営者の方は「給料を上げるとか労働時間を短くするとかだけでは、働く場としては選ばれない。だから福利厚生などを充実化することが大事だ」とおっしゃっています。
福利厚生の定義は、「金銭以外の報酬」なのであらゆるものが想定されますが、会社で従業員に生命保険をかけてサポートをし、付帯サービスを福利厚生として提供をするというのは福利厚生の入り口としては非常に取り組みやすくメリットが大きい方法だと言えます。
■付帯サービスに注目を!
いかがでしたか?
今回は生命保険の付帯サービスをご紹介いたしました。
「契約の時にそんな話があったかも・・・」という方も少なくないのではないでしょうか?
付帯サービスは充実化がされている分、数が多くなり認識することが難しくなっているのも事実です。
まずはご自身の生命保険の付帯サービスを確認するところから始めてみましょう。