投資とは?初心者が知っておくべき複利運用の効果とは?

投資と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか?

 

日本でも大分投資に対するイメージは変わってきており、投資セミナーなどもたくさんの人が参加をされています。

 

しかし、まだまだ「危ない」「怖い」「博打」というイメージが強いようです。

 

投資をするためには、知っておくべき基本事項がいくつかあります。

 

今回は、その基本事項の中の複利についてご紹介します。

 

■利息の計算には2種類ある?単利と複利

利息には2種類あることをご存知でしょうか?

 

その2種類というのは単利(たんり)と複利(ふくり)です。

 

単利とは?

単利とは、利息に対しての利息はかからない元本部分についてのみ利息がつくもののことを言います。

 

仮に100万円というお金を5%の単利で運用をすると1年で5万円の利息がもらえます。

 

翌年も100万円に対して5%なので5万円がもらえます。

 

この効果を5年間で見ると以下のようになります。※わかりやすくするために税金や諸費用は考慮しません

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計額
元本 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円 100万円
利息 5万円 5万円 5万円 5万円 5万円 25万円

 

複利とは?

複利とは、利息に対しても利息がつく利息の種類のことを言います。利息が元本に組み込まれてその元本に対して利息が増えていくというもののことを言います。

 

100万円という資金を複利5%で運用をすると、1年で5万円の利息がもらえます。

 

翌年には、1年目の利息が元本に組み込まれるので105万円に対しての5%である5.25万円が利息としてもらえます。

 

この効果を5年間見てみると以下のようになります。

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 合計
元本 100万円 105万円 110.25万円 115.76万円 121.54万円 121.54万円
利息 5万円 5.25万円 5.51万円 5.78万円 6.07万円 27.61万円

 

 

単利だと合計125万円、複利だと149万円で、その差にして24万円にもなります。

 

 

■長期投資とセットで!

単利と複利の効果の違いについて見ていただきました。

 

5年のシミュレーションでも結構な差になりますが、これを長期投資と組み合わせるとすごい差になります。

 

単利と複利で30年運用をした場合の違いは以下のような表になります。

 

引用元:All About JAPAN

 

小さいな差が年数とともに大きくなっていっているのがわかると思います。

 

投資は少ない金額でも早く始めた方がいいというのは、この複利の効果のことをいっています。

 

ちなみにかの有名な物理学者のアインシュタインは、複利を「人類最大の発明」と言っています。

 

複利を最大限に生かすためには、長期投資という時間を味方につけた考え方が必要になります。

 

■72の法則

72の法則とは、お金が2倍になるのに何年かかるか?を表した法則で、運用関係の話になると必ずと言っていいほど登場する法則です。

 

 

72 ÷ 金利 = お金が倍になる期間
例えば、5%で運用をできる商品があったとします。
この場合、お金が倍になるのは「72÷5=14.4年」でお金が倍になります。
また違う使い方もできて、10年でお金を倍にしたい場合には何%で運用をすれば良いのか?ということもわかります。
その場合には、72÷X=10年をとけば良いので、7.2%で運用ができれば達成することができるということになります。
ちなみに、日本の銀行などの利息である利息0.001%だと、「72÷0.001=72,000年」となります。

 

■結局、投資を成功させるには?

投資を成功させるにはどうしたら良いのでしょうか?

 

商品や投資先も大事ですが、お金が増える原理原則を抑えることが重要だということがわかります。

 

お金を年利で20%も増やすのは難しいでしょう。

 

でもある程度のリスクは必要ですが、3〜5%なら可能な場合もあります。

 

まずはしっかり基本を身につけましょう。

 

■守りと攻めはしっかり分けよう

投資をするのは重要なことですが、お金を守ることも大切です。

 

お金を増やすのが攻め=投資であるならば、出費を減らす、リスクに備える、堅実に増やすというのが守りになります。

 

生命保険や損害保険は守りを固めるために重要な金融商品です。

 

どちらか一方に偏るのではなく、守りを固めて攻めれるような環境を作っていきましょう。