投資初心者がまず知っておくべきことは「投資はギャンブルではない」ことです。
FXや仮想通貨など投機性の高い投資の選択肢も登場していることもあり、少ない予算、短期間で大きな利益を上げることができるといったイメージも持たれています。
しかしそんな恵まれた環境を得られるのはごくわずか。
ギャンブル気分で不用意に手を出すと短期間で多額のお金を失ってしまうことになりかねません。
今回は、「投資初心者にオススメの勉強法」についてです。
■まずは投資の勉強が大事!
ギャンブルで利益を上げることができるかどうかは多分に運がかかわってきます。
しかし投資では運が占める割合はグッと低くなり、知識や経験、判断力といった本人の資質に問われる部分の比重が高くなります。
そしてこれらは生まれ持った才能よりもむしろ学ぶことで身に着けていけるものです。
そう、投資初心者はビギナーズラックに頼るのではなく、日々勉強を続ける必要があるのです。
投資初心者はたくさん稼げたら初心者を卒業できるのではなく、長期的に投資を行っていけるだけに知識や経験が身についたときに卒業できる、と言い換えてもよいでしょう。
■投資はどうやって勉強する?
では投資初心者が学ぶにはどのような勉強方法があるのか?
実際に経験を積むのが一番、という考え方もできますが、その間に投資に失敗して「高い授業料」を支払わされることになりかねません。
また投資では単に経験するだけでは身につかない知識やスキルもあります。
そうなるとやはり必要なのが知識を得るための学習。
選択肢としてはセミナーへの参加と書籍の活用です。
これらでできるだけ専門的な知識を身につけるのはもちろん、お金流れについても学んでおきたいところ。
「市場がこんな風に動くとこの分野の価値が変動しやすい」といった仕組みを身に着けるだけでも投資のチャンスを見極めやすくなります。
■書籍とセミナーのメリットとデメリット
書籍のメリットは、自分が知りたいことが学べる本を自分で選んで自分のペースで学んでいける点です。
一方セミナーはライブ感が伴うため記憶に残りやすい面があるのが特徴です。
積極的に参加すればするほど記憶に残りやすく、身に付きやすい面があります。
さらにセミナーには参加者同士の交流会や勉強会の機会もあるため、積極的に参加すれば人脈づくりにも役立ち、よい情報を入手できるルート開拓もできるでしょう。
ただし注意したいのは「セミナーや本の知識を鵜呑みにしすぎない」点です。
100パーセント利益を上げられる理論や手法はこの世に存在しませんし、市場は刻一刻と変化しています。
セミナーの講師が利益を上げたときには最適だった手法も現在では通用しなくなっている可能性もあります。
参加して、勉強しつつ、「本当にこれで大丈夫なのか」という懐疑心も多少は持っておく心構えが欲しいところです。
■知識だけじゃなくリアルタイムな情報収拾も大事
投資の勉強方法の特徴は「知識と情報のバランス」にあるともいえるでしょう。
書籍やセミナーでお金の流れの仕組みや専門知識をしっかり学びつつ、リアルタイムで情報をしっかり入手し、それを有効に活用できるスキルを身につける。
知識ばかりの頭でっかちではダメですし、単にネット上の情報だけで投資を続けるのはリスクが高いわけです。
ですから「情報をうまく収集・活用するための勉強方法」も必要です。
一番効果的なのは日経新聞をはじめとしたビジネス誌を読むことでしょう。
書籍のように知識を身につけつつ最新の市場の動向を知ることができます。
またネット上の投資関連の情報をこまめにチェックする習慣もつけましょう。
投資家のブログやSNSの情報も有効です。
ただしこちらはクオリティのばらつきがあるので良い情報を提供してくれるものだけを厳選しましょう。
さもないと膨大な情報に踊らされてしまう恐れもでてきます。
SNSの活用では気になる企業や業界の公式ページをこまめにチェックしておくのもよい方法です。
ちょっとした動きが株価に大きな影響を及ぼす可能性もあるからです。
このように知識を身につける機会と情報を活用できる環境の両方をうまく組み合わせて日々学んでいく。そしてそれを投資の実践で活かしていく。そんな理想的な勉強方法を自分なりに探してみましょう。