投資初心者のための資産運用のポイントは?

  • 2020年8月12日
  • 2020年8月7日
  • 投資

投資初心者のための資産運用ではまず「できるだけリスクを冒さない」ことがポイントとなるでしょう。

 

ネット上をはじめ投資に関する情報では短期間であっという間に億単位の利益を上げた、毎月コンスタントに数百万単位の利益を上げているといった華やかな話題をよく見かけるものです。

 

そんな話題のイメージに引っ張られて不用意に投資を行ってしまうと、たちまち損失を出して痛い目にあってしまいかねません。

 

今回は「投資初心者のための資産運用のポイント」についてです。

 

■分散投資をうまく活用する

よく言われるビギナーズラックというものは滅多に起こりませんし、そもそも期待する物でもありません。

 

はじめたばかりでいきなり大きな損失を出してしまうとそれを挽回するのは簡単なことではありませんし、投資の世界の仕組みを知る前に資金が尽きたり、やる気を失ったりして断念してしまう恐れもあります。

 

ただ安全確実、言い換えればローリスクローリターンの選択肢ばかりでは面白みがない、という方も多いでしょう。

 

そんな時には分散投資をうまく活用するのがポイントです。

 

リスクが少ない投資をメインに資金を投入しつつ、ハイリスクハイリターンの商品にも手を出す。

 

後者で損失を出してしまっても前者でカバーすることができますし、後者で成功すれば短期間で大きな利益を出すことも不可能ではありません。

 

■各投資種類のメリット・デメリットを把握

間違いないのは投資の種類ごとのメリット・デメリットをよく知ったうえで選ぶことです。

 

例えば個人向け国債は元本保証なうえに国が発行しているものですから安全性が万全の投資方法ですが、金利は銀行の定期預金よりもやや高い程度。

 

この方法で利益を出そうと思ったらかなり長期的な視点での投資が必要です。

 

一方FXはハイリスクハイリターンで知られますが、うまくやれば成功したときの収益が多くなりますし、逆に失敗したときには大きな損益を出してしまう面もあります。

 

FXの場合、自分の資金力よりも大きな取引ができる「レバレッジ」というシステムがポイントになってくるのですが、近年ではこの規制が厳しくなっており、あまり大きな取引ができなくなっています。

 

ハイリスクの要素が少なくなっている一方で安定性が増しているともいえるわけです。

 

もともとFXは株式のように会社が破綻すると紙きれ同然になってしまうといったリスクがないため、やり方次第では安定した運用ができる選択肢にもなります。

 

必ずしも投機目的、上級者向けの選択肢ではない点も覚えておきましょう。

 

■投資信託の活用しつつ自分で勉強を

投資初心者のための資産運用の選択肢としてよく挙げられるものに「投資信託」があります。

 

お金を投資のプロに託して運用してもらう方法です。安全性が高いうえに安定した利益を上げやすい選択肢として人気ですし、確かに初心者に向いている面もあります。

 

しかしプロに任せっきりだといつまで経ってもお金の仕組みが身につかず、自分なりの資産運用・資産形成ができない面も出てきます。

 

投資信託に手を出す際にはすべての予算を投入するのではなく、お金について学びながら運用していける選択肢にも振り分けるようにしましょう。

 

■基本は分散投資

基本はやはり分散投資。先述したように安全性が高い選択肢とハイリスクハイリターンの選択肢の両方を行うほか、短期的な投資と長期的な投資をうまく使い分ける、さらにプロに任せる投資信託と自分で行う投資の両方に予算を振り分ける。

 

あまり投資先を絞ってしまうと万一失敗したときに大きな損失を出してしまう恐れがあります。

 

分散するほどうまくいったときの利益が少なくなってしまう面があるのは避けられませんが、リスクヘッジの観点を考えるとやはり分散投資がもっとも賢明な選択肢となるでしょう。

 

■資金管理はしっかりと!

あとは当然のことですが投資にどれだけ資金を投入できるか、資金の管理も欠かせません。

 

ギャンブルのように損失を出してしまった時にそれを埋め合わせるために新たな資金を追加投入するといった行為はできるだけ避けたいところ。

 

どんどん投資の予算が家計を圧迫して資産を運用するどころか日々の経済生活を脅かすことになりかねません。

 

このように投資初心者のための資産運用ではバランスの取れた予算の振り分けが求められます。

 

自分が用意できる予算の範囲内でうまくリスクヘッジをしつつ利益を目指していくようにしましょう。

 

■最後に

投資をする目的は様々ですが「少しでも家計の助けに・・・」というのであれば、先に家計の整理をしてからにしましょう。

 

各家計にはお金の使い方に癖があります。

 

ファイナンシャルプランナーに相談をして、整理をしてから余裕資金で投資活動を行なっていきましょう。