生命保険の見直しは保険契約をしている人であれば全ての人が必要なことです。
「私は今の保険で満足しているから見直しは必要ない」
このように思う方もいるかもしれません。
見直しと聞くと違う保険に入り直しをするというイメージが強いと思いますが、あくまで現状と合っているかを確認する作業がここで述べている見直しの定義になります。
確認作業(見直し)をして現状とぴったりであれば何もする必要はありません。
ただ見直しをすること自体は定期的にしないといけません。
今回は見直しが全ての人に必要である3つの理由をご紹介します。
■理由1、環境が変わる
生命保険は契約時に非常に大きなエネルギーを使います。
現状の収入や資産を把握して、将来予測をして、たくさんの保険会社の商品を比較して、最適と思える保険を選択します。
契約が終わってしまえば一安心・・・と思うかもしれませんが、そんなに簡単ではありません。
半年後、1年後にはあなたの環境が変わっている可能性があるからです。
収入の増減、転職、子供の進路、住宅の購入、引っ越し、思わぬ出費などなど。
生命保険はあくまで契約時点での環境から計算をしてプランニングがされています。
1年前と比べてあなたの生活は全く変わっておらず、予想通りでしょうか?
違うのであれば必要な保険も変わっている可能性があるので見直しをしてみましょう。
■理由2、商品が変わる
理由の2つ目は生命保険という商品が変わる可能性があるという点です。
生命保険会社は日本国内で40社以上あります。
それらの会社が自社の商品を選んでもらおうと必死に商品開発をして、競争をしています。
商品は基本的には年々よくなっていく傾向があるため、同じ医療保険という名の商品でも保障内容が格段に良くなっている可能性があります。
また社会が変われば必要な保険も変わってきます。
最近であれば認知症や介護など今の日本社会が抱えている問題をカバーするための保険商品が多数生まれてきています。
環境が変わっていなくてもあなたが得するように商品が変わっている可能性があるため見直しをすることをお勧めいたします。
■理由3、未来予想が変わる
最後に未来予測が変わるという点です。
未来予測が変わるというのは2つの側面があります。
あなたのやりたいことが変わるということと、社会の未来自体が変わるということです。
前者のあなたのやりたいことが変わるというのは非常に単純です。
家を買うつもりはなかったけど買いたくなった、仕事を独立して行いたくなった、車の買い替えをしたくなった、子供を教育費の高い私立の学校に行かせたくなった・・・などなど。
生命保険の契約時には想定をしていなかった希望が生まれてくると、その希望内容に合わせて保険内容の見直しをする必要性が出てくる可能性があります。
後者の社会自体の未来が変わるという点はもっと壮大な話です。
例えば、世の中にベーシックインカムが導入されるという未来が決まるとします。
そうするとあなたが設計をしていた未来の働き方に大きな影響が出る可能性があります。
また車の自動運転が進み、ロボタクシーサービスなどが生まれてくると、通勤や車の所有に対する考えも変わってきます。
どちらも社会が大きく変化し、その変化があなたの生活に影響を与える可能性があるということです。
これら未来予測が変われば必要な保険も変化します。
■まとめ
いかがでしたか?
生命保険の見直しと聞くと手間だ、面倒だと思うかもしれません。
しかし、日々自分も周りも変化をしていくのでその内容に合わせて保険も変えていかなければなりません。
この見直しを怠ると、完璧だと思っていたのに全然保障がされてない!なんてことにもなりかねません。
このようなことが起こるときは大抵、過去契約時点ではその保障内容が最適だったということが多いのも事実です。
年に1回ぐらいはしっかりと見直しをする習慣をつけるようにしましょう。