日本では生命保険が非常に普及しており9割近くの方が何らかの保険契約をしていると言う統計データがあります。
昔と比べると減少傾向にはあるようですが、世界一保険が好きな国民と言われるのはこのためでしょう。
しかし、そんな保険が普及している日本でも生命保険を定期的に見直しをしている人は少ないのではないでしょうか?
「一回入ればあとは放ったらかしでいいんじゃないの?」
生命保険をしっかりと活用したいのであれば定期的な見直しは必要です。
今回は、生命保険の見直しの時期についてご紹介いたします。
■なぜ見直しが必要なのか?
生命保険の見直しはなぜ必要なのでしょうか?
詳しく知りたい方はぜひこちらの記事をお読みだください。
>>生命保険の見直しって必要なの?見直しが絶対必要な3つの理由!
生命保険の見直しをしっかりやならないといけない理由は、あなたの生活スタイルもどんどん変わっていくし、生命保険会社も新商品をどんどん出してきます。
生命保険に入った時点では最適なプランかもしれませんが、時間の経過とともにずれが生じてきます。
だから定期的に過不足やずれがないか確認をしていく必要があります。
■見直し時期の5つのタイミング
見直しをするタイミングは人それぞれですが、今回は見直しの時期の鉄板とも言える5つのタイミングをご紹介します。
就職
人生で最初に訪れる大きな変化が就職です。
就職することによって今まで親御さんの元で生活をしていたのが大きく変わり、ご自身での収入での生活になります。
ご自身で独立して生活をするということは、ご自身の生活に対する責任も出てきます。
自分に万が一のことがあった場合に迷惑をかけないだろうか?
自分が病気になったら医療費は大丈夫かな?
このようにしっかりとご自身の生活について考える必要が出てきます。
ただし、この段階では大きな保障が必要になることはほとんどなく、必要になるのは最低限の保障になるでしょう。
結婚
保険を本当に真剣に考えるタイミングが結婚なのではないでしょうか?
最近では未婚の方も多いし、Dinks(ディンクス)と呼ばれる夫婦共働きの方も増えてきているため従来の考え方だけでは足りないかもしれませんが、結婚して守るべきパートナーができるという視点で考えてみましょう。
あなたのパートナーが専業主婦(主夫)になるのであれば、あなたの収入で生活をするためあなたに万が一のことがあれば大きな経済的なダメージを受ける可能性があります。
しっかり保険を活用しましょう。
出産
必要保障額が一番大きくなるのがこの出産というライフイベントです。
守るべき家族ができることによって、万が一のことがあっても子供が独立するまで経済的に困らないようにする必要があります。
子供が生まれたらすぐに見直しをするようにしましょう。
住宅購入
住宅を購入するタイミングも保険の見直しが必要になるタイミングです。
住宅は高額であるためほとんどの方が住宅ローンを組んで購入をすると思いますが、その際に団体信用生命保険に同時に契約をします。
団体信用生命保険とは、住宅ローンを組んでいるあなたに万が一のことがあったら住宅ローンの残債を全て支払ってくれるという保険です。
住宅ローンを組む前までは家賃の支払いをしていると思いますので、この家賃分を考慮して生命保険の必要保障額を計算しているので、団体信用生命保険分が重複する可能性があります。
無駄な保険料は払う必要がないのでしっかりと見直しをしましょう。
このように見直しというと「保険料が増える」ばかりを気にする方がいらっしゃいますが、「保険料が減る」見直しもあるので面倒くさいと思わずに見直しの時間を作りましょう。
子供の独立
最後に子供の独立です。
ご自身が就職した時に自分の生活の責任は自分に・・・と変わったように、今まで面倒を見てきた子供が独立をすればその分の負担は減る可能性があります。
子供の生活費や教育費などを考慮して保険も計算をしていると大きな金額の保険料を支払っている可能性もあるので、ここでの見直しも大きな見直しになります。
■毎年定期的な見直しがベスト
生命保険の見直し時期の5つの鉄板のタイミングをご紹介しました。
実際には他にも見直しのタイミングはありますが、まずはこの鉄板のタイミングを逃さずに見直しをするようにしましょう。
ただ本当にオススメなのは年に1回程度の見直しです。
見直しといっても実際に毎年保険の契約を変更するのではなく、必要保障額や期間に過不足がないか、なぜこの保険に入り、目的は変わっていないか、などをチェックするようにしましょう。
生命保険は一度入ってしまうとなんのためになぜこの金額に入ったのかが忘れられてしまいがちです。
筆者自身は、お盆と年末に家族とチェックをするようにしています。
無駄な保険に入りたくない、万が一の時にはしっかり利用したいと思うのであれば年1回のチェックを恒例行事にしてしまいましょう。
■最後に
いかがでしたか?
人生の節目には見直しをするというのが大前提で、できれば毎年チェックをした方が良いというのがこの記事でお伝えしたいことです。
しかし、そう入っても自分だけではなかなか定期的に見直しをするのは難しいと思います。
そこで、やはりプロの専門家を利用するのが良いと思います。
信頼できるプロの担当者とお付き合いができれば定期的に声をかけてくれて、専門的な知識でアドバイスをしてもらうことができます。
自分だけではそんな管理ができない・・・という方はこのような仕組み作りをしてみてはいかがでしょうか?