「見直しをするから今の保険を解約してもいいですよね？」
生命保険の見直しをしようとすると一定の人がこのようにおっしゃってきます！
ちょっと待ってください！絶対に見直し相談する前に解約をしてはいけません！
今回は「生命保険の見直しは今の保険を解約をする前に！」ついてです。
■見直しといっても全部を解約しない
生命保険は「あなたに死亡や病気などの万が一のことがあった場合にあなたや残された方が困らないようにするための金融商品」です。
つまり基本的にはリスクに対処できるだけの経済力がつくまでは、ずっとお世話になる商品で高額のリスクを考えるとほとんどの方が一生お世話になる商品だと思います。
ただし、あなたの状況も生命保険商品の内容もどんどん変わってくるため、変化するものに合わせて見直しをしていかないといけません。
古い保険を解約をして新しい保険に入り直すということです。
しかし、見直しをするといっても全ての保険をまとめて解約をして入り直すばかりではありません。
現在のニーズを満たしている保険もあるため、満たしている保険は継続して満たしていない保険を解約して入り直しをします。
特に保険料の面で言うと、保険は若いうちに契約をした保険は保険料が安いため継続して他のものを追加するということもあります。
「見直し＝全部入れ替え」ではありませんのでご注意ください。
■お宝保険がある場合がある
「それはお宝保険だから続けた方がいいですよ」
保険の相談をしたことがある方であればこのようなことを専門家の方からこのようなことを言われたことがある方もいるのではないでしょうか？
お宝保険とは「現在は新規契約を受け付けていないあなたにとってメリットの大きい保険」のことを言います。
一番多い例では１９９０年代の金利が高いバブル期に入った保険で、運用面などで非常にメリットがあり、現在の低金利の状況ではありえない商品が多くなっています。
日本のバブルはもうかなり昔の話なので見直しでその保険を持って行ける方は非常に少ないですが、「保障内容があまりにいいのですぐに売り止めになった」などお客様にとって良い保険はありましたのですぐに解約をしないように注意をしましょう。
■保険に入ることができないことがある
保険の見直しで気をつけたいのが健康状態です。
生命保険はあなたが入りたいといってお金をたくさん積んでも、健康状態が保険会社が求めている水準じゃない場合には入ることができません。
「若い頃は健康で保険の契約をし、中年になって見直しをしようと思ったら病気で新しい保険に入ることができなかった」と言う話は普通に起こり得る話なので注意をしましょう。
■見直し後の保険の契約承諾をもらってから
保険のプロの方に任せておけば基本的には問題がありませんが、解約は新しく入る保険の承諾を保険会社からもらってからにしましょう。
解約をしてしまった後に申し込みをして「健康上、引き受けできません」なんて言われてしまうと困ってしまいます。
スケジュールや保険会社の保険料の振替のタイミングによっては保険料が１ヶ月重複してしまう可能性もありますが、それでも今後一生涯の保障に影響が出る可能性があると考えれば安いものです。
必ずスケジュールをしっかり組んでもらって進めるようにしましょう。
■最後に
最近ではネット生保もあり自分で保険の準備ができるため、見直しの時に大きな失敗をする方も出てきているように感じます。
行きつけの病院が必要であるように、あなたがいつでも相談をできる保険代理店やファイナンシャルプランナーがいると心強いと思います。
特にファイナンシャルプランナーは、保険だけでなく貯蓄や家計管理・ライフプランなどお金全般を専門としておりますので、ぜひ一度相談をしてみてはいかがでしょうか？
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