最近ではネット通販などのネットサービス系がどんどん広がっています。
人を必ず介在しないといけないお仕事以外は、どんどんネットが強くなっているように感じます。
生命保険業界にもネット生保があり、一部の方からは人気があります。
今回は、「生命保険の見直しをする場合、ネット生保を利用した方が良いのか？」についてです。
■ネット生保とは？
ネット生保とは、ライフネット生命のようなインターネットを通じて生命保険商品を提供している会社のことを言います。
生命保険は、営業担当者による営業や来店型ショップなど人を介在したものが主流であるため、ネット生保が開業した当時は非常に話題になりました。
その当時は、ネット生保にすべてとってかわるのでは？と脅威論が出たほどです。
ネット生保は、営業担当者や代理店を介して保険の商品提供を行っておらず、また事務所経費なども安く抑えることによって保険料面で安いというメリットが最大のセールスポイントで、ネット生保に切り替えたという方も多いのではないでしょうか？
しかし、数年でネット生保は伸び悩むことになります。
■ライフプランニングができないのが難点
生命保険は、その方の人生設計（ライフプラン）から必要な保障額や保障内容、保険料などを設計して契約をしていきます。
ネット生保を活用している方は、これらのことを自分でできる方が多く、逆にライフプランニングが出来ないという方は、「何にはいればいいのか？いくら入ればいいのか？期間はどうするのか？」などを設計することができません。
ネット生保各社では、生命保険の選び方などのコンテンツを掲載していますがやはりそれでも自分で選べる方は少ないでしょう。
ファイナンシャルプランナーに有料でライフプランニングをしてもらうということが当たり前であれば、また状況も違うかもしれませんが、日本では生命保険は無料相談が主流となっているためまだまだ有料で相談をする方は少ないと言えるでしょう。
■若い人以外は意外と安くないネット生保
余計なコストがかからないから保険料が安いという面を強調しているネット生保ですが、実際には他の保険会社も保険料がどんどん安くなっており、そこまで大きな差がないのが現状です。
若い人はネット生保が安いと言えますが、最安値ではないことも多々あります。
最安値というセールスポイントがなくなると、担当者がいた方が安心して任せることができると考えるのが普通ではないでしょうか？
■生命保険の勉強をしましょう！
ネット生保にメリットがない訳ではありませんので、活用できるところは活用をしていきたいところですが、活用するためにはある一定の知識が必要になります。
特に保険や投資信託などの金融商品については、日本では勉強をする機会が少なく、あまり考えずに契約をしてしまう人が多いように感じます。
専門家に相談をするのは必要ですが、自分である程度の知識を付ける努力も必要なのではないでしょうか？