あなたはお金を貯めることが得意でしょうか?苦手でしょうか?
この質問をするとほとんどの方が苦手と答えます。
お金を貯めるという行為自体は簡単な行為に感じるかもしれませんが、ほとんどの人にとって非常に難しい行為なのです。
今回はお金を貯めよう!と思った時に身につけておきたい思考法についてご紹介します。
■まずは現状把握が大事
お金を貯めるためにまず最初に考えないといけないのが、自分が何にいくらお金を使っているのかを把握することです。
現状がわからないと対策の立てようもありません。
また現状をわからないうちに、方法論だけ学んですぐにお金を貯めるという行為を初めても結局うまくいかなくて諦めてしまいます。
まずは自分のお金の流れを把握して現状を知ることが大事です。
お金の流れを知ることはお金の勉強をすることにも通じています。
お金をうまく貯めている人は、毎月必要な金額と自由に使える金額を知っています。
お金の流れを知ることによってお金の勉強をし、具体的な行動方法がわかってくるのです。
■クレジットカードを使いこなす
お金を貯めるということを考えるとクレジットカードを使わないという選択をすることが多いと思います。
しかし、お金の把握という点ではクレジットカードや同じような決済方法(デビットカードや電子マネーなど)ほど優れているものはありません。
現金決済は手元にあるお金以上は使えないので安心かもしれませんが、後から家計簿に記録をするという行為が出てきます。
全てをクレジットカード、小口は電子マネーなどを使うと全て利用明細に記載されてきます。
この利用明細を元にお金の流れを把握することができるのです。
「でもクレジットカードだと月単位の把握になってしまいそう。」
確かに最初から細かな家計簿をつけることができるのであればそちらの方が良いでしょう。
しかし、月のお金の流れを把握もできないのに毎日毎日家計簿をつけることができますか?
まずは月のお金の流れを見える化してから細かな家計簿などをつけるようにしましょう。
しっかり投資をする
このカテゴリーやお金・家計についてなので詳しくは投資についてはご紹介しませんが、お金を貯めるということは何も銀行口座に預金し続けることを指す訳ではありません。
銀行に預金をしても利息は今や0%未満。
100万円を預けても年利が数十円程度。
これではなかなかお金は増えません。
お金をしっかり蓄えて、増やしている人は投資マインドがしっかりとしています。
現金は最低限で、資産価値のあるものにしっかりと投資をしているのです。
ちょっと難しい話ですが、現金も資産の一部です。
「お金を貯める=現金を貯める」ではなく、資産を増やすようにしましょう。
資産を増やそう
資産という話が好きな方は、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んだ方も多いと思います。
読んだことない方は一度読んでみると非常に勉強になると思います。
どんな本かというと「お金の本」であり、「どうすればお金持ちになれるのか?」が書かれている本です。
全てを真似して実践できる訳ではありませんが、お金持ちになる仕組みを理解することができるでしょう。
この本の中で資産ということが定義されており「あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」とされています。
株式に投資をすると配当というリターンがあります。
不動産に投資をすると家賃というリターンがあります。
一方、車や家(住宅ローンによる持ち家)は、資産と今までは資産とされていましたが、この本では夫妻とされています。
夫妻の定義は資産の逆で「あなたのポケットからお金を奪っていくもの」とされています。
資産は「あなたのポケットにお金を入れてくれるもの」、負債は「あなたのポケットからお金を奪っていくもの」。
この資産を投資、負債を浪費と置き換えても意味が通じます。
極端な言い方をすると「無駄なものに金をつかうな」ということになります。
■最後に
「お金を貯める」となるとすぐに口座を複数持つとか、封筒に分けるなどの方法論に走ってしまう人がいます。
しかし、その前に現状を把握しないと何が無駄なのかがわかりません。
また良い使い方(資産、投資)と悪い使い方(負債、浪費)がわからないとそもそもその支出が無駄であること自体に気が付けません。
私の知り合いで、すごく燃費の悪い車(見た目はかっこいい!)車に乗っている人がいました。
燃費が悪いのでガソリン代だけでかなりの額になります。
車の買い替えを薦めましたが、「車だけは変えられない」と頑なにその車に乗りつづていました。
しかし、ついに維持ができなくなり手放して燃費の良い車になってから生活がすごく楽になったそうです。
その時になって初めて「なぜあんなにこだわっていたのか??無駄なお金でした」とおっしゃっていました。
自分だけで良い支出と悪い支出を見分けるのは非常に難しいでしょう。
ファイナンシャルプランナーにご相談いただくことをお勧めいたします。