家計が赤字・・・
お隣さんはどうやってやりくりをしているのだろう??
これって収入の多寡に関係なく誰しもが一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?
「なんであんないい車が買える?」
「なぜいつも旅行にいけるの?」
なぜ?なぜ?なぜ?
実は楽な家なんてそんなにないのです。
みんな一生懸命やりくりをしているんです。
資産家の人だってやりくりをしています。
収入が増えれば支出も増えるので当然なんです。
だから収入が増えれば・・・と思っていると一生資産作りはできません。
今の収入でもしっかりと資産を作れるように支出面の改善をしていきましょう。
繰り返しになりますが、収入が多い方も同じですよ。
■支出を把握して浪費を減らすのが基本
まずは他の記事でもご紹介をしましたが、しっかりと支出を把握するところからはじめないといけません。
あなたの家の電気代はいくらですか?交際費は?食費は?
この質問にしっかりと答えることが出来ない方は、把握ができていません。
まずは現状をしっかりと把握をするところからはじめましょう。
把握するのは1か月単位で大丈夫です。
紙とペンを用意して一つずつ書き出しをしていくと良いでしょう。1か月単位であれば月初から月末までの出費をまずは書き出すところから始めてみると良いでしょう。
おすすめはエクセルで日付・項目・金額欄を用意してすべて書き出してみることです。
給料が入った日からどんどんお金が支出で消えていくのが、一覧で把握することができます。
赤字になったらアウトです。
そこからは細かく支出を消費と投資と浪費に分けて、浪費を削っていきましょう。
細かくはこちらの記事を参考にしてみてください。
■家計の赤字を改善する具体的な対策
先に家計管理の王道をご紹介しました。
支出を把握して、浪費を削るという話です。
でもこんなことはわかっているからもっと細かいところを教えてという方も多いと思いますので、少し掘り下げてご紹介していきたいと思います。
本当に必要な支出か考える
支出を消費と投資と浪費に分けると多くの方が浪費への振り分けを拒否します。
理由をつけて消費や投資に持っていこうとします。
しかし、ここで一歩止まって考えることが重要です。
その支出が本当に必要か考えましょう。
ポイントは『その支出がないと生活が成り立たないかどうか』です。
例えば、車を考えてみましょう。
車はその便利さ故に一度持ってしまうと手放すことが難しくなってしまいます。
車がないと本当に生活が成り立たないか考えてみましょう。
仕事に自分の車で行っていますか?
車がないと食材などが買えないでしょうか?
土日に困りますか?
最近はカーシェアリングや格安レンタカーもあるため、土日だけという方は安く使うこともできます。
スーパーに行けないという方は、週1回程度ならタクシーを使ってもいいかもしれません。
車はあくまで一例ですが本当にその支出がないと生活ができないかという点をしっかり考えてみましょう。
ちなみに著者は都会暮らしの時は、車を持たずに交通機関とカーシェアリングを利用していました。
車を持たないため快適さというのもあります。
考えないで使うお金を無くす
次に考えないで使っている「なんとなく支出」をやめましょう。
なんとなく買っている缶コーヒー
なんとなく入っているカフェ
なんとなく契約している動画サービス
なんとなく入ってしまうコンビニ
無駄使いをしていないつもりでも、赤字から脱出するためには無駄な支出を削らないといけません。
これも支出を把握することができれば「浪費=買わなければ良かった」を減らしやすくなります。
使い過ぎている項目を見直しする
無駄使いは自分では把握がしにくいものです。
自分で無駄と思っていたらお金を使わないからです。
その時は必要だと思って使っているので、「無駄使いはしていないんだけどな・・・」となるのが普通です。
そこで支出のバランスを比率と比較をして、使い過ぎている項目を把握してメスを入れていきましょう。
月1万円の支出でも、年12万、40年で480万という大きな金額になります。
支出の目安をご紹介するのでぜひ比べてみてください。
住んでいる場所や地域、家族構成で変わるためあくまで一つの目安としてご活用ください。
家計費用の目安(収入に対する割合)
家賃 | 25% |
食費 | 10% |
クレジットカード | 15% |
貯金 | 10% |
自己投資 | 10% |
交際費 | 15% |
その他 ※毎月はかからない臨時支出など | 15% |
月収30万の場合の目安 ※手取り額
家賃 | 75,000円 |
食費 | 30,000円 |
クレジットカード | 45,000円 |
貯金 | 30,000円 |
自己投資 | 30,000円 |
交際費 | 45,000円 |
その他 ※毎月はかからない臨時支出など | 45,000円 |
月収50万の場合の目安 ※手取り額
家賃 | 125,000円 |
食費 | 50,000円 |
クレジットカード | 75,000円 |
貯金 | 50,000円 |
自己投資 | 50,000円 |
交際費 | 75,000円 |
その他 ※毎月はかからない臨時支出など | 75,000円 |
クレジットカードの使い方に注意
クレジットカードの使い方には注意をしましょう。
今後はキャッシュレス決済という言い方の方が良いのかもしれません。
カードを2枚以上持っている人は特に注意をしましょう。
クレジットカードはお金がなくても買い物ができてしまいます。
しかしクレジットカードを使うと1か月後~2か月後には確実に支払いをしないといけません。
使うカードと使う限度額をしっかり決めるようにしましょう。
また分割払いはやめましょう。
分割払いは支払い回数に応じて金利がつきます。
つまり買った以上の支払いをしないといけなくなるのでやめましょう。
リボ払いはさらに高い金利がつきます。
絶対に避けるようにしましょう。
うまく使えないという方はデビットカードを試してみてください。
デビットカードは、クレジットカードと同じような使い方で支払いができますが、使ったらすぐに指定の口座から使った額が引かれます。
これならクレジットカードの利便性を活かして手元に現金がなくても支払いが可能です。
口座にもないお金で買い物をしてはいけませんよ。
将来設計を作る
将来どのようにしたいのかを決めるようにしましょう。
結婚がしたい、マイホームがほしい、独立したい・・・夢をしっかりと計画に入れることによってお金を貯める原動力になります。
逆に言うと無駄遣いを止める抑止力になるのです。
■さらに細かく対策をしたい方はこちら
さてここまで赤字家計から脱出する概要と具体例についてお伝えをしてきました。
ここからはもっと細かい節約方法をご紹介します。
これらの方法がストレスになる方はやらない方が良いでしょう。
あくまでもっと細かく節約したい!という方向けです。
電気をまめに消す!
使わない電気は消すようにしましょう。人間の習慣とは恐ろしいもので使ってもいない電気をつける癖がつくと全く気にならなくなり無駄に電気を浪費し続けてしまいます。
最初は意識するのが面倒かもしれませんが、電気をこまめに消すようにしましょう。
使わないコンセントは抜く!
使っていない家電類のコンセントを抜くようにしましょう。
家電は使っていないくても待機電力という電気を浪費しています。
冷暖房の設定に注意!
冷暖房の設定を高めにしましょう。
暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりするような設定にしている方がいますが、電気の無駄です。
特に暖房については、服を1枚多く着るなどの対策もできます。
買い物はメモの通りに!
買い物に行く時にはメモをしっかりとしてから行くようにしましょう。
個人的にはこのメモは効果が大きいと思います。
基本的にはメモの通り以外には買わないと決めていきましょう。
子供や配偶者と行くと無駄な物をどんどんカゴに入れてくるという方もいると思いますが、その場合には一人で買い物をするようにすると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
お金を節約する方法、赤字から脱出する方法をご紹介しました。
あまりに節約を意識すると日々の楽しさが無くなってしまうので注意が必要ですが、一つずつ見直しをしていくのが良いでしょう。
早道はなんといってもしっかり支出を把握して浪費を削ることです。
赤字から脱出したい方はぜひ試してみてくださいね。