投資と聞くと怖いと思いう方もいらっしゃるかもしれませんが、投資は決して怖いものではありません。
しかし、一般的な貯蓄と比べると損をする可能性もあるのは事実であるため、しっかりと知識を付けておく必要があります。
ちなみに投資とウィキペディアで調べてみると以下のように書かれています。
投資とは、主に経済において、将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す。広義では、自己研鑽や人間関係においても使われる語である。 どのような形態の投資も、不確実性が伴う。一般に、投資による期待収益率が高い場合、不確実性も高まる。
引用元:ウィキペディア
難しい言い方ですが、簡単に言うと「より大きい利益をもとめてお金や労力を使う事」と言えるでしょう。
貯蓄は、コツコツ毎年10積み上げれば、10年後に100になります。
投資は、毎年10積み上げると、10年後に1000になるかもしれないし、50にしかならないかもしれません。
どちらが危ないのか、ではなく違いがあるという事を理解して投資を行うようにしましょう。
なおこの記事は投資助言ではなく、投資の一般知識を知っていただくための記事です。
人生設計がまず必要
いきなり投資の方法について学んでいきたいとは思いますが、その前に必要なのが人生設計です。
投資にしても、仕事にしても、人生にしても目的地やその途中途中の目標がはっきりしていないと今すべきことがわかりません。
今30歳の方が60歳の時にいくらお金を作りたいのかを知らずして、毎月の拠出額やどこに投資をすべきかを決めることは難しいと思います。
まずは人生設計=ライフプランをしっかりと立てるようにしましょう。
ライフプランの細かな作り方までご紹介すると、かなり煩雑になってしまうのでこの記事では避けますが、あなたの現状の資産や収支を把握し、人生のライフイベント時にかかる費用などを考慮しながら人生設計を作っていくということになります。
あらじめ将来の家計簿を作っていくというイメージでしょうか?
以下に日本FP協会からの引用図をご紹介します。詳細は日本FP協会のWEBサイトをご覧ください。
引用元:日本FP協会
かなり細かな表になっていますので、「こんなの作れないよ・・・」という方は、みなさまの暮らし.NETの運営会社である株式会社みなさまの保険.COMまでご相談ください。
弊社のファイナンシャルプランナーがあなたの人生設計作りのサポートをいたします。
投資とは?ギャンブルではないの?
投資は危ないという人はギャンブルと一緒の感覚になってしまっている方が多くいらっしゃいます。
確かに「一か八か!上がれば富豪!下がれば終わり!」みたいなことをやっているとギャンブルと大差がなくなってしまいます。
そうではなく、しっかり投資理論を学んで自分で負えるリスクの範囲内で、お金の管理をしながら取り組んでいきましょう。
ちなみに投資が進んでいる国としてアメリカがあります。
401Kと呼ばれている確定拠出年金の大元の国ですね。
「平成28事務年度 金融レポート」によると1995年から2016年の日米の家計金融資産は、日本が1.54倍になったのに対してアメリカは3.32倍にもなっていました。
これは様々な要因があるため一概には言えませんが、投資教育とその実践によるところが大きいと言われています。
アメリカももともとは国民が投資が得意だという国ではありませんでした。
しかし、環境が変化する中でしっかり投資の勉強をして、投資を実践することによって日本の倍以上のパフォーマンスを出すほどになりました。
「投資は日本人には向かない」と言っている方は、この歴史からしっかり学んで、投資に向き合っていきましょう。
投資の種類
投資にも様々な種類があります。
ここでは投資をいくつかに分けてご紹介したいと思います。
株式投資
まず投資ですぐに浮かぶのが株式投資です。
株式とは、会社を所有する権利のことを言います。
株式という形で会社の一部を保有することに寄って、配当を得たり、株式価格の上昇によるメリットを得たりすることができます。
会社なので倒産リスク等があるため、会社の財務状況や事業内容などを分析してどの会社が今後収益を増大させていくかを勉強する必要があります。
初心者がいきなり手を出すのは難しい分野かもしれません。
株主優待をメインにして投資をするなど一定の基準で余裕資金を用いて投資をする分には良いかもしれません。
債券投資
国や企業の債券に投資をする方法です。
日本国債などが分かりやすいと思います。
一定期間保有して、債券利息ととも償還を受けます。
この利息が収益となる方法です。
為替投資
円やドルの売り買い等、通貨に投資をする方法です。
FX(外国為替証拠金取引)のイメージが強い方も多いと思います。
為替差益やスワップポイントによって収益を上げていく方法です。
投資信託
投資信託とは、「投資する行為を信託する」という投資方法で、簡単にいうと一定の手数料を支払うことによって投資をプロにおまかせするという方法です。
投資を希望する人は、その投資信託の投資先や方針などを見て投資を決定することになります。
例えば「環境関連ビジネスの会社に投資します」とか「新興国の株式に投資します」などです。
投資の知識をそこまで学ばなくても投資活動ができますが、手数料が商品によって異なるためこの点は注意が必要です。
実物資産投資
金や不動産などの実物の資産に投資をする方法です。
大家さんなどをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
マンションやアパートを購入して、貸し出すことによって収益を得ていくという方法です。
暗号通貨投資
ビットコインなどの暗号通貨に投資をして収益を上げていく方法です。
相場の上下の動きが激しく、収益が上がった時の税制メリットが少ないという特徴があります。
早く始めて複利を味方に!
投資をするのであれば早く始めた方がいいでしょう。
なぜならあの天才アインシュタインも人類史上最高の発明の一つだと言ってる複利を活用できるからです。
複利とは「利息にも利息がかかる利息のこと」を言います。
この逆の言葉が単利です。
仮に100万円に年間で単利5%だと10年でどうなるかというと、100万円の5%で5万円が10年分ですから、150万になります。
複利であれば、163万円になります。
30年という期間で見ると、単利は250万、複利は432万となります。
つまり投資期間が長ければ長いほど、若いうちに始めれば始めるほど複利の効果が大きくなります。
興味がある方は、こちらで複利の計算をしてみてください。
分散投資とドルコスト平均法
複利の効果と同様に知っておきたいのが分散投資とドルコスト平均法です。
分散投資やドルコスト平均ではなく、集中投資こそが金持ちを作る!という意見もありますが、どちらが良いかはあなたのリスク許容度や得たい収益にもよりますのでしっかり考えてみましょう。
分散投資
分散投資は、投資対象を一つに絞らないで広く分散して投資をすることを言います。
投資の古い格言で「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
一つの投資対象先に集中していると、その投資対象先が何かの理由でコケてしまったらすべてを失ってしまう可能性があります。
複数のカゴに分けていれば、一つがコケても他でカバーができる可能性があります。
一例をあげてみたいと思います。
Aという投資先とBという投資先があります。
この二つの投資対象は、お互いが逆に動く特徴があるとします。
ある時にAが大きく値下げをしたとします。
10%の下落としましょう。
Bは、Aと逆の動きをするので10%上昇したとしましょう。
そうするとAとBで損益を相殺することができます。
実際には全く逆の動きをするのも稀ですし、投資対象先はもっと多くなってくるのでこんなに簡単ではありませんが、分散投資の効果とはこのような効果のことを指します。
投資対象先は、細かく分けることができます。
国、株式銘柄、時間、投資の種類・・・とそれぞれを組み合わせてご自身の投資ポートフォリオを考えてみましょう。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、定額投資のことを言います。
毎月1万円をこのAという投資商品の購入にあてる、とうことです。
ドルコスト平均法は、相場の上下に一喜一憂することなく、淡々とと定期購入を続けていきます。
この投資の特徴としては、価格が下がっている時にたくさん購入し、価格が上がっている時には少ししか購入できないという特徴があります。
ドルコスト平均法で投資をすることによって、価格変動に対してのリスクを分散することができます。
まずは少額からスタート!
複利の効果をシミュレーションをして、ドルコスト平均法のパフォーマンスを知るとすぐにでも投資をはじめたいと思う方がいらっしゃいます。
しかし、投資活動にはリスクは存在しています。
どんなに優良な会社の株に投資をしても絶対に潰れないということはないですし、国の債券だってどうなるかわかりません。
「そんなこと言うとどの資産にも投資できないじゃないか!?」と言われてしまいそうですが、だからこそ分散投資を学んでいきましょう。
そして最初は本当に無くなって良いぐらいの少額で始めてみましょう。
まとまった額でないと投資ができないとういものも多いですが、投資信託等は少額でも購入が可能です。
「投資は自己責任」
この言葉だけは忘れずにご自身の資産計算のプランを作ってみましょう。