ある一定の時期になると生命保険商品の人気ランキングが発売されます。
読んでみると確かに売れている商品が多いので一定の参考になるのですが、だからと言ってこの中から選べば間違いなし!とはなりません。
「人気商品だから間違い無いのでは?」
このように考えて生命保険の契約をしている人はぜひこの記事をしっかりと読んでください。
今回は、「生命保険は人気商品なら間違いなし!とは限らない!」です。
■生命保険はどのような目的で入るもの?
まずは生命保険の根本的な目的から考えてみましょう。
ここがわかれば人気商品なら大丈夫とは限らないということがわかると思います。
生命保険に限らずどの商品にもニーズがあります。
車であれば「移動手段として欲しい」「ステータスとして欲しい」など様々なニーズがあります。
移動手段として・・・であれば燃費が良くて自動車税の安い車が良いかもしれません。
ステータスとして・・・であればハイクラスな外車などが良いかもしれません。
では生命保険の目的・ニーズは何でしょうか?
それは「あなたに万が一のことがあった時にあなたや残された家族が経済的に困らないようにするための商品」です。
この一文だけでも様々なことが言えます。
あなたに起こり得る「万が一」とな何でしょうか?
経済的にということは「お金の面で」ということになりますが、あなたに万が一のことがあったら「いくら」あれば困らないのでしょうか?
生命保険の目的は一文で表現はできますが、実はその人個人の性格(リスクをどこまで許容するか?などの性格)や環境(収入は?資産は?借金は?家族構成は?などなど)によって人それぞれ詳細は異なってきます。
中には資産がたくさんあって保険がそもそも必要ない人もいるかもしれません。
逆にたくさん保険をかけておかないと万が一の時に困ってしまうという方もいるかもしれません。
生命保険をうまく活用したいのであれば、その目的をしっかりと把握することが重要です。
■おすすめがあなたに最適とは限らない
人気商品が最適とは限らないというのは生命保険の目的をしっかり考えようということが理解できればわかるのではないでしょうか?
人気商品から選ぶ方は目的をないがしろにしてランクインしている商品から選ぼうとしてます。
その中の商品を比較して「どれにしようかな?どれが一番手厚い保障で保険料が安いかな?」と選んでいきます。
でもそもそもその保険が必要かどうか?をあまり考慮していません。
ランキングに出ている商品はたくさん売れているので間違いなく求めている人が多い商品かもしれませんが、あなたのニーズに合致するとは限りません。
まずはあなたのニーズを洗い出してから商品選択をするようにしましょう。
■事前に基礎知識をつける
「ニーズを洗い出すって言ってもわかりません」
このように思う方もいるかもしれません。
もしあなたがしっかりと生命保険を活用したいのであれば基礎知識をしっかりつけるようにしましょう。
基礎知識がないのに自分で選択をするのは厳しいでしょう。
基礎知識といっても本一冊程度で大丈夫です。本が苦手な人はセミナーなどを利用すると良いでしょう。
最近は動画サービスを提供してくれるところもあるのでそちらを利用してみても良いでしょう。
基礎知識がないと保険の用語などを理解する方に意識がいってしまって目的が置き去りにされてしまいます。
「保険金と保険料って何が違うんだっけ?」など根本的な部分で良いのでわかるようにしましょう。
■本当に賢いのは専門家を利用する
現在日本では生命保険会社が40以上存在しており、各社が切磋琢磨をして保険を販売しています。
各保険会社が10商品持っているだけで、商品数は400以上にもなってしまいます。
本当に賢く生命保険を利用したいのであれば基礎知識を得た上で、専門家に相談をするようにしましょう。
保険代理店・ファイナンシャルプランナー・ライフコンサルタントなどあなたをサポートしてくれる方はたくさんいます。
あなたにぴったりの専門家が見つかれば毎年一緒に現状を確認しながら保険のメンテナンスをすることができます。
新商品の情報についてもその方がどんどん学んであなたに教えてくれるでしょう。
またメルマガやニュースレターなどを書いている方であれば定期的にあなたに情報提供をしてくれるかもしれません。
ぜひ専門家を利用するようにしましょう。
■最後に
生命保険は決して欲しいものではないと思います。
できればお金を払いたくないと思っている方も多いでしょう。
だから他の製品やサービスほど目にする機会は少なくあなたの知識も得にくいのです。
車や家電、洋服であれば一生懸命楽しみながらカタログや雑誌やウェブをみながら学んで購入をします。
しかもそれぞれ専門家(店員さんなど)に相談して購入をしますよね。
生命保険も同じです。
ある程度で良いので学んで相談してしっかり活用するようにしましょう。